卓球リーグ戦の順位の決め方
卓球リーグ戦の試合数と時間の逆算、未消化試合の扱い、三つ巴の順位の付け方を、始める前に決めるルールとして整理します。
卓球リーグ戦の順位の決め方を、サークル運営者向けに整理。N×(N−1)÷2 の試合数と所要時間の逆算、収まらないときのブロック制、未消化試合の無効・不戦・後日実施、三つ巴の計算例と事前掲示のコツまで解説します。
卓球のリーグ戦は、組み合わせ表を作る前に決めておくことがあります。何試合になるか、時間内に終わるか、来られなかった人の試合はどうするか、同じ成績が並んだら何で順位を付けるか。ここが曖昧だと、最後の集計でもめます。この記事では、運営者が当日の前に決める3点と、三つ巴の計算例をまとめます。順位決定の細部は、日本卓球協会(JTTA)の規定や大会要項も確認してください。
この記事の要点
- 総当たりの試合数はN×(N−1)÷2。台数と1試合の時間で逆算する
- 収まらない人数はブロック制か上位・下位リーグ、期間リーグで分ける
- 未消化試合は無効・不戦・後日実施のどれかを始める前に決める
- 同率の決め方は事前に掲示し、三つ巴は並んだ人どうしの試合だけで数える
卓球リーグ戦の試合数と所要時間を逆算する
総当たり(全員が全員と1回ずつ当たる形)の試合数は、人数N×(N−1)÷2です。4人なら6試合、6人なら15試合、8人なら28試合になります。人数が倍になると、試合数は4倍以上に増えます。
所要時間は、試合数÷同時に進められる試合数×1試合の時間で見積もります。同時に進められる試合数は、卓球台の数と「人数÷2(端数は切り捨て)」の小さい方です。5人なら台が3台あっても、同時に打てるのは2試合までです。
総当たりの所要時間の目安(1試合15分で計算。入れ替えと休憩は含みません)| 人数 | 試合数 | 卓球台1台 | 卓球台2台 | 卓球台3台 |
|---|
| 4人 | 6試合 | 90分 | 45分 | 45分 |
| 5人 | 10試合 | 150分 | 75分 | 75分 |
| 6人 | 15試合 | 225分 | 120分 | 75分 |
| 8人 | 28試合 | 420分 | 210分 | 150分 |
1試合の時間は、何ゲームの試合にするかや実力差で変わります。まず15分で置き、最初のリーグ戦で実測して直すと、次回から見積もりの精度が上がります。
時間内に収まるかの計算は、組み合わせ表を作る前に済ませます。
収まらないときの分け方:ブロック制・上位下位リーグ・期間リーグ
計算して時間に収まらなければ、全員総当たりをやめて分けます。たとえば8人を4人ずつ2ブロックにすると、28試合が12試合になります。台が2台なら、210分が90分に縮みます。
ブロック制
人数を2〜3組に分け、組の中で総当たりをします。全員とは当たらない代わりに、1人あたりの試合数が減ります。
上位・下位リーグ
ブロックの成績で、同じ順位帯の人どうしの2段目を行います。2段目まで当日に終わるかも、先に計算します。
期間リーグ
数週間から数か月に分け、練習の日に当たった相手と消化します。期限と未消化の扱いを決めるのが前提です。
1試合を短くする
ゲーム数を減らすと1試合は短くなります。1ゲーム勝負ではゲーム率が勝敗と同じになるため、同率の決め方を別に用意します。
未消化試合の扱い:無効・不戦・後日実施を事前に決める
全員が毎回揃うとは限りません。1日で終わらないリーグ戦や欠席者が出るリーグ戦では、終わらなかった試合の扱いが順位を左右します。始める前に次の3つから選び、参加者へ伝えます。
未消化試合の3つの扱い方| 扱い | 内容 | 決めておくこと |
|---|
| 無効 | 試合をなかったことにして、成績に入れない | 試合数が人によって変わるので、勝ち数ではなく勝率(勝ち数÷試合数)で比べる |
| 不戦 | 来られなかった側を不戦敗、相手を不戦勝にする | 事前連絡の期限と、不戦のときのゲーム数や得点の扱い |
| 後日実施 | 期限を決めて、当事者どうしが日程を調整して消化する | 期限を過ぎたら不戦か無効のどちらにするか |
もう1つ決めておきたいのが、途中で抜ける人の消化済みの試合です。結果を残すか、すべて無効にするかで、他の人の順位が変わります。
未消化の扱いは、欠席者が出る前に決めます。出てから決めると、決め方そのものでもめます。
順位の決め方:方式を選んで、始める前に掲示する
順位は、勝ち数か勝ち点の多い順に付けるのが基本です。日本卓球ルール(JTTA)や国際ルールでは、勝ち2点・負け1点・棄権0点の試合得点で順位を決めます。これは公式戦の決まりで、サークルのリーグ戦は自由に決めてかまいません。
問題は、同じ成績が並んだときです。「当該者間」とは、並んだ人どうしの試合のことです。決め方の流れを1枚にまとめ、始める前に掲示します。
同率になったときの決め方の例(上から順に当てはめ、決まった時点で終了)| 順 | 比べるもの | 使う場面 |
|---|
| 1 | 勝ち数(または勝ち点) | 全員の成績 |
| 2 | 当該者間の勝敗 | 2人が並んだとき(直接対戦の勝者が上) |
| 3 | 当該者間だけの勝ち数 | 3人以上が並んだとき(三つ巴) |
| 4 | 当該者間だけのゲーム率(勝ちゲーム数÷負けゲーム数) | 3でも並んだとき |
| 5 | 当該者間だけの得点率(得点÷失点) | 4でも並んだとき |
| 6 | 事前に決めた最後の手段(順位決定戦・くじなど) | それでも並んだとき |
この順番と数え方は一例です。順位決定の細部は、大会や団体の規定で異なります。公式大会に近い形にしたいときは、日本卓球協会(JTTA)の規定や大会要項を確認してください。
三つ巴の計算例:3人が2勝1敗で並んだとき
4人のリーグ戦で、A・B・Cが全員2勝1敗、Dが3敗になったとします。AはBに、BはCに、CはAに勝っている三つ巴です。
ここでDとの試合は数えません。A・B・Cの3人の間の3試合だけで、ゲームの勝ち負けを数え直します。
A・B・Cの3試合だけで数えたゲーム率(A対BはAの2-1、B対CはBの2-0、C対AはCの2-1)| 選手 | 3人の間の勝敗 | 勝ちゲーム-負けゲーム | ゲーム率 | 順位 |
|---|
| A | 1勝1敗 | 3-3 | 1.00 | 2位 |
| B | 1勝1敗 | 3-2 | 1.50 | 1位 |
| C | 1勝1敗 | 2-3 | 0.67 | 3位 |
3人とも1勝1敗で勝敗では決まらず、ゲーム率で順位が付きました。Dは4位です。ゲーム率でも並ぶときは、得点率に進みます。
集計係が間違えやすいのは、全試合のゲームを数えてしまうことです。表の見出しに「並んだ人どうしだけ」と書いておくと防げます。
当日の進行と記録:事前掲示と集計係の運用
1. 順位の決め方を事前に掲示する
同率の流れと未消化の扱いを開始前に1枚にして、全員が見られる場所に出します。始まってから変えません。
2. 集計係を1人決める
試合ごとの結果を書き取る人を決めます。参加者が自分の試合を書く場合も、最後に集計係が確認します。
3. ゲームごとの得点まで記録する
勝敗だけでなく各ゲームの点数まで残すと、ゲーム率や得点率で並んだときに計算し直せます。
4. 同率は掲示した順に数える
その場で議論せず、掲示した流れの上から順に当てはめます。全員の前で表に書きながら数えると納得されやすくなります。
5. 未消化を整理して順位を確定する
後日実施の期限が過ぎたら、決めた扱いで成績に入れます。順位を確定したら、全員が見られる形で共有します。
よくある質問
卓球のリーグ戦で3人が同じ成績になったら?
並んだ3人の間の試合だけで、勝敗、ゲーム率、得点率の順に数え直すのが一例です。細部は大会や団体の規定で異なるため、日本卓球協会(JTTA)の規定や大会要項も確認し、事前に掲示してください。
卓球の総当たりは何試合になりますか?
人数N×(N−1)÷2試合です。4人なら6試合、6人なら15試合、8人なら28試合になります。1試合を15分と置くと、卓球台1台の8人リーグは7時間かかるため、ブロック制などで分けます。
欠席者がいる日の未消化試合はどうしますか?
無効・不戦・後日実施のどれにするかを、リーグ戦を始める前に決めて掲示します。後日実施は期限を決め、過ぎたら不戦か無効にするところまで決めておくと、集計でもめません。
卓球のリーグ戦の勝ち点は何点にしますか?
日本卓球ルール(JTTA)や国際ルールでは、勝ち2点・負け1点・棄権0点です。これは公式戦の決まりで、サークルのリーグ戦は自由に決められます。決めた点数は掲示して、全員が分かる形にしてください。
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