ボウリングのスコア集計と順位の付け方
トータルピンとアベレージ、ハンデの計算例、レーン分け、同点の扱いを例つきで整理します。
ボウリングサークルの月例会やリーグ戦のスコア集計と順位の付け方を解説。トータルピンとアベレージの出し方、ハンデの付け方の考え方と計算例、レーン分けの決め方、同点のときの扱いまで、説明用の例つきで整理します。
月例会の順位は、何で比べるかを決めておかないと揉めます。ハンデの有無や同点の扱いも、会によって違います。この記事では、トータルピンとアベレージの出し方、ハンデの付け方の考え方、レーン分け、同点の扱いを整理します。数字はすべて説明用の例です。
この記事の要点
- 順位はトータルピンかハンデ込みかを先に決める
- アベレージは合計ピンをゲーム数で割り、端数を揃える
- ハンデは前回までのアベレージから会のルールで出す
- 同点のときの比べ方を、始める前に掲示しておく
ボウリングの月例会で決めておく集計ルール
月例会の順位の付け方は、大きく分けて次の3つです。会の顔ぶれと目的から、どれを使うかを決めます。
順位の付け方ごとの特徴| 比べる数字 | 中身 | 向いている会 |
|---|
| トータルピン | その日の全ゲームの合計 | 腕前が近い人の多い会 |
| ハンデ込み | トータルピンにハンデを足す | 初心者と経験者が混ざる会 |
| ハイゲーム | 1ゲームの最高スコア | 賞を複数用意する会 |
ゲーム数も先に揃えます。3ゲームの人と2ゲームの人をトータルピンで比べると、順位の意味が薄れます。
公式の大会の集計方法は、主催団体の規定によって異なります。会内の月例会では、会のルールとして決めれば十分です。
トータルピンとアベレージの出し方
トータルピンは、その日に投げた全ゲームのスコアの合計です。アベレージは、合計ピンを投げたゲーム数で割って出します。
例えば、これまでの12ゲームの合計が1,986ピンなら、1,986÷12で165.5です。小数は切り捨てて165とする、と決めておきます。
- アベレージに入れる期間を決める(前月まで・直近の数回など)
- 集計の対象にする最低のゲーム数を決める
- 初参加の人は、最初の数ゲームでアベレージを仮に決める
- 小数の扱いは切り捨てか四捨五入かに揃える
集計はスコア表を見ながら、名簿の表計算で付ける会が多いです。毎回同じ書式で記録すると、期間の集計が楽になります。
ハンデの付け方の考え方と計算例
ハンデは、アベレージの低い人に点を足して差を縮める仕組みです。式は決まったものがなく、会のルールとして手作業で決めます。
よく使われる形は「(基準点−アベレージ)×割合」です。以下では、基準点200・割合80%を説明用の例として使います。
1. 基準点と割合を決める
会の上位の人のアベレージ付近を基準点にし、割合で差の縮め方を調整します。
2. 前回までのアベレージから1ゲーム分を出す
アベレージ150なら(200−150)×0.8で40、180なら16です。
3. 端数と上限を決める
アベレージ163なら29.6なので切り捨てて29です。基準点以上の人は0にします。
4. ゲーム数を掛けて合計に足す
1ゲーム40のハンデで3ゲーム投げたら、120をトータルピンに足します。
ハンデはその日のスコアではなく、前回までのアベレージで出します。当日のスコアで出すと、低く投げた人ほど有利になるためです。
レーン(組)分けの決め方
レーン数は参加人数で決まります。1レーンに何人まで入れるかは施設によって異なるため、先に確かめます。
1レーン4〜5人で分ける場合の例| 参加人数 | レーン数 | 1レーンの人数 |
|---|
| 12人 | 3レーン | 4人・4人・4人 |
| 13人 | 3レーン | 5人・4人・4人 |
| 17人 | 4レーン | 5人・4人・4人・4人 |
- 同じ人ばかりで固まらないよう、毎回の組み合わせを変える
- アベレージの高い人と低い人を各レーンに散らす
- 人数の多いレーンは時間がかかるので、先に始めてもらう
同点の扱いと順位表の作り方
ハンデ込みで集計すると、同点は意外と起きます。次の例では、AさんとDさんが588で並びます。
ハンデ込みの順位表の例(基準点200・割合80%・3ゲーム)| 名前 | 前回まで | 1G | 2G | 3G | 合計 | ハンデ | ハンデ込み |
|---|
| Aさん | 180 | 182 | 168 | 190 | 540 | 48 | 588 |
| Bさん | 150 | 150 | 148 | 164 | 462 | 120 | 582 |
| Cさん | 120 | 128 | 120 | 136 | 384 | 192 | 576 |
| Dさん | 205 | 201 | 190 | 197 | 588 | 0 | 588 |
「前回まで」は前回までのアベレージです。ハンデ込みが並んだら、ハンデなしの合計が高い人を上位にする、と決めていればDさんが1位です。
- ハンデ込みが並んだら、ハンデなしの合計が高い人を上位にする
- それでも並んだら、最終ゲームのスコアが高い人を上位にする
- さらに並んだら、同順位にするか抽選にするかを決めておく
リーグ戦で年間の順位を出す会は、毎回の順位に応じたポイントを積み上げる方法もあります。参加回数の少ない人の扱いも、あわせて決めます。
集計と同点の決め方は会のルールとして先に掲示することが、揉めない一番の方法です。
よくある質問
ボウリングのアベレージはどう計算しますか?
投げた全ゲームのスコアの合計を、ゲーム数で割って出します。12ゲームの合計が1,986ピンなら165.5です。小数は切り捨てか四捨五入かを会で揃え、集計に入れる期間と最低のゲーム数も決めておきます。
ボウリングのハンデはどう決めればよいですか?
「(基準点−アベレージ)×割合」で出す形がよく使われます。基準点200・割合80%なら、アベレージ150の人は1ゲーム40です。基準点と割合に決まりはないので、会のルールとして決めて掲示します。
ハンデは当日のスコアで出してもよいですか?
前回までのアベレージで出すのが一般的です。当日のスコアで出すと、低く投げた人ほどハンデが増えて有利になります。初参加の人は、最初の数ゲームでアベレージを仮に決めるなどの扱いを会で決めます。
月例会で同点になったときの順位はどうしますか?
ハンデ込みで並んだら、ハンデなしの合計が高い人を上位にする方法があります。それでも並べば最終ゲームのスコアで比べ、最後は同順位か抽選にします。どの順で比べるかは、始める前に掲示しておきます。
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